カナダ、カルガリーの暖房、お風呂について
こんにちは!10月も終わりに近づきめっきり寒くなりましたね。今日はお客様から頂いた質問でカルガリーでのホームステイ先の暖房や、お風呂事情が知りたいというものがありましたので詳しく説明させて頂きます。
カルガリーの暖房事情
カルガリーは乾燥していて、冬の一番寒いときは―30度、夏でも夜は10度ぐらいに冷え込んだりと、典型的なカナダの天気な為暖房施設は欠かせません。ほとんどの家、施設ではセントラルヒーティングシステムを採用しており、年間を通して家の温度が一定を下回らないようになっています。その為日本のようにリビングだけ暖かい、家に帰ると寒い、といったことはなく(もちろん設定温度による)冬でも薄手の服で快適に過ごすことができます。家によっては暖炉があるところもありますが、近年では飾りになってるパターンがほとんどだと思います。注意点として、一軒家にはサーモメータと呼ばれる温度調節器がメインフロアに設置してあり、メインフロアの温度が基準としてヒーターが動くため部屋ごとに温度の差があり、特に地下に部屋がある場合は冬場は冷えることが多いです。また、部屋の面が外に接していると温度が下がりやすく、角部屋は2面接している為寒くなる傾向があります。窓は冷気を遮断する為2重窓のところがほとんどですのでもし家を借りる場合は部屋の窓は2重になっているかを確認しましょう部屋の温度設定は20~23度くらいで設定している家が多いんじゃないでしょうか?
セントラルヒーティング
カルガリーにある家のほとんどがガス管が通っていて、ファーネス(暖房機)に直接ガスが送られてきます。その為日本のように灯油でストーブを点けたり、電気ヒーターなどを使う必要がありません。暖房機は火で外気を温める為、温度を変えるとかなり早く暖かい空気が出てきます。パイプがメインフロアの床を通り各部屋の排気口から出る為、床もほのかに暖かく、各部屋まで温風がいきわたっています。逆に地下の場合は天井から排気口があるケースが多いです。家には必ずボイラー室があり、浴室用のタンクと共にファーネスが設置されているのですが、外から空気を取り込むため使い捨てのフィルターが設置されていて、2,3カ月に一回変える必要があります。このフィルターが汚いと吸気ができず、ファーネスがうまく動かないときがあるのでもし家の暖房の調子が悪いと感じたらまず最初にチェックしましょう。
お風呂について
カルガリーの一般的な家は日本と違い浴槽と便器が同じ部屋に設置されています。流し場みたいなものはなく、基本的にはバスタブの中でシャワーを浴びる、ホテルみたいな感じです。家によってはバスタブのない家も少なくなく、シャワー室のみのところもあります。ボイラー室にはタンクが設置してあり、こちらも火、もしくは電気で温められるのですが、タンクのサイズと年式により一回お湯を使い切ってしまうと次に温めるのに時間がかかる為、特にお風呂に入ったりするとお湯を一回で使い切ってしまい他の人がぬるいシャワーに。。なんてこともおこります。アパートの場合はタンクはビルの一角にある為そういった心配はありません。
ジムなどでは
どうしてもお風呂に入りたい~という方は市営のプール付きジム会員になることをお勧めします。普通のジムだとシャワーとサウナしかついてないところが多いですが、プール付きのところはホットタブがあるところが多く、水着ですが湯船につかることができます。ジムでは無料のクラスや、有料のヨガ、ダンスレッスンなども開かれていて寒いカルガリーを健康的に過ごすお勧めのスポットです。通い続ければ友達もできちゃうかも!