カナダのチップ制度について

カナダでは日本と違いご飯を食べた時やお店を利用した際にはチップを支払う必要があります。でもあまりなじみのない文化なので日本人からするといつ払えばいいの？ってなっちゃいますよね。今日はカナダでチップを支払うガイドを用意してみました。

なぜチップを支払うのか？

カナダではレストランのサーバー（ウェイトレス）は基本的に最低賃金で働いています。その為給料はチップの収入によってまかなわれる部分が多いためです。ほかにもいいサービスに対しての対価でもあります。

いくらぐらい払うのか？

平均10～20％です。レストランは15％～20％が一般的です。カードで支払う際はオプションで15％、18％、20％とついているところが多いです。レストランで普通のサービスを受けたのであれば15％を置いていきましょう。ちなみに計算は消費税前の値段に10～20％です。

どんなときに払うのか？

基本的に表示価格は商品に対してのもの。サービスが必要となる場合にはチップが発生すると考えましょう。料理は完成した時点で価値が発生して、テイクアウトの場合は商品の値段のみ、もしサーバーが席まで届けてくれたり、お皿を片付けてくれる場合は支払いましょう。中華や日本食でももちろん支払います。ビュッフェや食べ放題は先に支払うのであればチップはなくてもかまわないが、最後に支払うのであれば込みにしましょう。それではカットやマッサージ、タクシーなどのサービスはどうでしょう？これも支払うのが一般的で、もし気に入った髪形や、サービスがよかった場合は10%から20%支払いましょう。現金で支払う場合はあまり端数計算をせず、タクシーが26ドルなら30ドル、ヘアカットが43ドルだったら50ドルと置く、など大体10％～20％の中に納まっていればそれでいい、といった感覚が多いんじゃないかなと思います。カードで支払うのが無難ですね。

どんなときにチップを拒否するか？

ひとそれぞれですが、レストランに行ったときおいしくなかった、サービスが遅かった、などの場合は少し考えてあげてください。料理を作ったのはキッチンでそれを席まで持ってくるのがサーバーです。まったく皿を下げない、水を足しにこない、オーダーを間違えるなどサーバーが態度が悪い場合は支払わなくてもかまわないと思いますが、キッチンの質でチップを決めるのは少しかわいそうな気もします。

特殊なケース

レストランやバーに行った際、6人、もしくは8人以上のグループで行くと18％のチップが自動でつくことがよくあります。そういった際はさらに支払う必要はないので間違えないようにしましょう。日本人だから～ということで勘違いして怒る。。なんてことも聞きますがどこの国の人でも同じですし、あらかじめどこかに書いてあるお店がほとんどです。