こんにちは、ピークカナダの本田さんです。
弊社では高校留学を現在お取り扱いしていますが、実は現地サポートサービスを始めたのは4年前で、一般留学とは違うためサポートを続ける過程で沢山の事を学ばせてもらいました。この4年間、私が毎月高校生の聞き取りをして得た知識を基に高校留学について書かせて頂きます。
高校留学の種類
まず、高校留学といっても、1年くるか、カナダで卒業するかで難易度は雲泥の差です。1年留学の場合は日本の学校のプログラムで来るケースが多い為、カナダでどんなコースをとっても単位と認められる為難易度は低めです。体育や、美術、料理など英語があまり喋れなくても取ることができるコースを修得しても、日本の単位では1と数えられる為です。卒業留学の場合はアルバータの基準である100単位を修得する必要がある為数学、英語、社会、物理、化学などのコースの習得が必須となる為です。
アルバータは公立高校に入れる
私は最初からアルバータの高校しか扱っていないので逆に知らなかったのですが、公立高校に通えるアルバータは他国に比べると断然学費が安いそうです。アルバータの高校の学費は1年間で12万ドルちょっと、日本円で約100万円くらいで、ホームステイを入れても総額200万程度で一年間通うことができます。更にアルバータは一貫教育な為各学校での教育格差がなく、カルガリーの場合留学可能なエリアの高校であればどの高校に行っても同じレベルの教育を受けることができます。
ここが大変高校留学
これは去年の9月から留学に来た生徒さんの聞き取りをして書いたノートの抜粋です。
“XXXちゃんの初めてのカナダでの学校生活が始まりました。授業は化学、生物、社会、ESL/コミュニケーションの授業を取っています。自分でも思ったより英語には結構ついていけているみたいで、先生の言っていることは聞き取れているようです。化学の授業は英語はわかるが、授業内容がわからないらしく、最近は日本語でオンラインで調べてから予習して授業に取り組んでいるようです。先生もやさしく、気にかけてくれて、授業後にわからなかったことがないかなど確認してくださるようです。ただ、前回のテストでは結構悪いスコアをとってしまったようでもっと頑張らないとと言っていました。生物は宿題が多いと言っていましたが、授業にはついて言っていけてるみたいです。社会は難しかったのでレベルを一つ落として、20-2にしたのですが、クラス変更するとバイオロジーのクラスと時間がかぶってしまうという理由で20-1の生徒と一緒に受けながら、違うマークシートをやったり、一緒に学んだりと混合クラス状態なようです。最初は先生の話し方も早く、言ってることがわからなかったが、最近が聞き取れるようになってきたとの事です。ESLとコミュニケーションは一日おきに取るのですが、簡単なので特に問題はないとの事です。授業外では特にアクティビティコースはとっていません。”
この生徒さんは本当に普通の高校から来て、英語もそんなに凄いできる方ではなかったけれど、今年コロナ禍で帰る前には授業にしっかりついていって学生生活を楽しめるレベルにまでなっていました。高校生の成長は本当に早い!
いきなり授業が始まるのが大変
語学留学なら最初は英語を学んで十分レベルが上がったら他のコースを取りますが、高校留学は到着して直ぐに普通のクラスと並行して英語の勉強になります。その為事前にしっかりと英語の勉強をしていないとクラスについていけません。
英語で違う事を学ぶ難しさ
英語が喋れても、結局日本語が喋れる高校生が必ずしも勉強できるわけではないのと同じで学ぶ内容がわからない、という事です。いつもと違う環境になれると同時に学校の授業についていく為に工夫して日本語でユーチューブを使って勉強したりと、聞き取りしていてもみんな本当に頑張るなぁと思うくらい勉強してクラスについて言っています。
そもそも教科を日本でやっていない
社会はカナダの社会なので世界大戦についてや、ヨーロッパの歴史など日本と全く違い、馴染みのない事を勉強する為最初は全然わかりません。ほとんど詰込みです。英語のクラスは、カナダ人向けの英語のクラスである為日本でいう国語、古典にあたるシェイクスピアなどが題材となり勉強が進むため日本人からするとかなり難しいそうです。
などなど、他にも話せばきりがないのですが、今回はこの辺で割愛させて頂きます。高校留学は情報量が多いのでまた次回書かせてもらいます。
明日はざっくり説明、カナダへの移民方法とプランの大切さについて書きたいと思います!ではではまた明日~