Bow Valley College ELL プログラム

Bow Valley College ELLプログラムの紹介

BVCについて

カルガリーの中心部、ダウンタウンに校舎を構える短期大学。近年校舎の改装を行い、駅から直接校舎内に入れるようになったり、フードコート、図書館、教室などなどとても綺麗になりました。僕のイメージだとBVCは比較的移民の生徒が他のUofCやMRUに比べて多く、医療事務やチャイルドケアなど卒業後に手に職をつけやすい教科に力を入れているイメージです。BVCのELLプログラムは質も高く、大学付属ということもありキャンパス内で他学生と友達になりやすかったり、多方面で私立の語学学校に負けないくらいいい学校なのですが、資料が乏しい為取材してきました。

ELLの仕組みついて

BVCの付属ELLはレベルは基本的に全てのレベルを完了するとBVCもしくはSaitに入学できることになります。レベルは全部で5つPrepコースは誰でも入れる一番下のレベル、その上に英語を楽しくセメスターは月曜から木曜の9時半から3時半までの授業、夏は金曜日も授業があります。こちらの情報は添付のプログラムに表記してあります。

クラス編成について

2018年度はインハウスのテストは行わずIELTSのスコアを持ってくることを条件とした為、当に英語力の低い生徒はIELTSを取ることも少なく、生徒数が激減したとの事で2019年より以前から行っていたインハウスのテストを再度開始しました。クラスレベル選出方法はリスニング、リーディングライティングの中から一番低いレベルに合わせます。クラスのサイズは平均18人程度と大学校舎のクラスを使う為比較的大目です。ELLの3レベルは全て留学生で編成されていますがアカデミックになると移民の生徒も一緒に勉強します。

クラス内容について

午前中は教科書をつかった座学、午後も座学ではありますが、生徒からの投票で興味のあるジャンルのトピックを選び、そのトピックを題材にプレゼンテーションや課題を出したりするとの事です。生徒は課題と中間、期末テストの結果で合否を決められます。日本人生との場合英語力の関係でELLの下のレベルに入るケースが多いと思いますが、課題の比重が50%とかなり高めに設定されている為毎日しっかり宿題をやって授業に出ていれば無理なくレベルアップできると思います。授業の中には座学だけでなくフィールドトリップも含まれカルガリー内の各有名観光スポットに訪れる野外学習もあるようです。

習得内容
採点基準
使用教科書

アクティビティについて

上記したフィールドトリップ以外にも大学構内に学生組合が行うInternational Student Clubというクラスがあり、そこでは各文化を広める活動をしていて、その期間でのボランティアや郊外でのボランティアに参加することもあるそうです。

国籍割合について

今回お話させていただいたのがアカデミックではなくELL専門のコーディネーターだった為アカデミックの国籍割合はわかりませんでしたが、現在ELLには11人の生徒が通っていて、9カ国の生徒がいるとの事です。全体だとアカデミックのコースが4クラスあるので総学生数約80人くらいかと思われます。校内を歩いたイメージだと中東系、アジア系がたくさんいますが、日本人はほぼ０といった感じです。

金額について

1セメスター$4753です。15週での計算、カルガリー内の私立の学校の25コマ値段と比較しても若干BVCの方が安くなるか、同程度です。

総評、他大学との比較

BVCは僕の見立てですと1年留学を考えている方にはかなりおすすめできる学校というイメージです。理由として私立語学学校はどうしても3ヶ月を超えてくると学校に慣れてきて飽きてしまう生徒が多く、長くても6ヶ月ぐらいでモチベーションが下がってしまいます。レベルがてすとの一番下のセクションで評価される為日本人は特にリスニングが低いことが多く、来た当初だとすぐに実力を発揮できない為BVCで最初に始めるのはお勧めできませんが、語学学校に1,2ヶ月の申し込みをして英語に慣れてからの申し込みにすれば生徒様の実力にあったクラスに入れると思います。現在カルガリーだと大学付属はほぼカルガリー大学とMRUが一般的ですが、日本人の数も相当な為薦めづらい状況があるところもあります。SAITも日本人がほとんどいなく狙い目ではあるのですが、授業内容がテスト対策が多く早く本科に進みたい人にはお勧めできますが、留学自体が目的の人には正統派のクラス内容であるBVCの方がいいと思います。ビザ発行も1セメスターのみの申し込みで1年分発行が可能な為、生徒にとっても支払いが分割できて良いと思います。中間や期末があると生徒にとってもモチベーションになる為特に長期での留学のお考えの方にはぜひ選択の一つに入れてもらいたい学校ででした。

大学構内写真